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上海生活 2/28号【4ヶ月の総括】

■ 4ヶ月です

私が上海に引っ越して、そろそろ4ヶ月が経とうとしています。

この4ヶ月で感じた中国人、上海について感じたことを書いていこうと思います。

 

■ スピード感が早い

人それぞれかもしれませんが、中国人のスピード感はかなりあるような気がします。

「これやってください」と頼むと、割と早く返ってきたりします。逆に、頼まれたときにはかなり急かされます。わけわからん納期設定してきたりもしばしば。

ただ、ちゃんと根拠のある理由をもって遅れることを伝えたら「没办法」と言って納得してくれます。

スピード感の話に関連して、仕事でまとまった量の物を発注しても用意できたものから少しづつ送ってきたりもします。

 

■ 数字にうるさい

仕事やってると特に思うんですが、数字での説明を日本にいるときより要求されるような気がします。

「この数字はどうだ」「あの数字はどうだ」よく聞かれます。客の要求仕様も高いように思います。やはりこの点は現代における世界の工場だけあるなと感じます。

また、多分企業間の人員の流動は日本と比べ物にならんくらい激しく、各自のスキルの低さを買い物の仕様で補ってるようにも感じます。

 

一点豪華主義

自分の専門外のことに対してかなりの割合でノータッチであることが多いです。

音楽に関して言えば、特定のジャンルは熱狂的に好きだが、他のジャンルは絶対に聞かないとか。

仕事に関しても、特定分野はめちゃくちゃできるけど、周辺分野は全く疎いとか。よく捉えれば餅は餅屋ということなんですが、オールマイティな人っていうのは中国ではあまり見かけない気がします。

ただ一つのジャンルにかんする熱量はすごいなと感じます。

 

■ 発達しすぎた技術についていけていない

日本のようなデジタル後進国からきた人間が何を言ってるんだと感じますが。

ご存知の通り、中国はQR決済が異常発達し、日常生活において現金を触る機会はほとんどありません。電気代もQR決済。日本のウーバーイーツが霞むほどにデリバリー網は発達し、公共交通機関スマホさえあれば乗れます。

会社における打刻もwechatの企業版みたいなのでオートマチックにできるし、出張の旅費もアプリを使用した申請が可能です。

一見便利なように書いてるんですが、それでも違和感を感じる部分は多々あって。

デリバリーに関しては日本でも配達員が店前にいっぱいいて何やかんやみたいなニュースはありますが、中国でも御多分にもれず同じ(もっとひどい)現象が起きています。

また、デリバリーには電動スクーターが使われるんですが、速度命なので逆走、歩道通過は日常茶飯事です。技術、サービスの進歩が日常生活の安全を脅かしている。

打刻に関しても、打刻+グループチャットに報告が義務付けられ、アプリで申請した旅費は何故かアプリの承認画面を印刷したものを改めて提出するという謎仕様。使用している技術に対して仕事量が最適化されていないと常々感じます。

そのあたりもうまく、一緒に成長できたらとは思うんですが。

 

■ 上海は飽和している

上海という街に関しては、上の一言に尽きるなという印象です。

観光地(外灘など)は徹底的に整備され、地下鉄はどんどん発達し、昔の居住区は取り壊され、新しい居住区に生まれ変わりつつあります。

再開発の輪は地下鉄の整備網とともに拡大を続け、いまは上海のちょっと外れまでその手が伸びています。

マック、ケンタッキーなどのワールドワイドなフードチェーンは勿論、日本食の料理屋も牛丼から高級料亭風まで何でもある。

便利だなとは思うんですが、ただ、この街はあとはどんどん拡大していくだけだなとも思います。中心部における発展具合はもう頭打ちしているようにも感じます。そういう意味での飽和を感じます。

だから、あんまり上海にいても心躍る瞬間がないんですよね。だからといっていきなり内陸のよくわからん場所に転勤とかはちょっと勘弁感はあるんですが。。

(という感じで、なかなか国内も旅行に行けない憂さを上海の悪口を言って晴らしています)

住む分には、大変良いところではあると思います。

 

 

なんか書いてたら取り留めない感じになってしまいましたが。