■ SFCとは
SFC(SUPER FLYERS CARD)とは、全日空(ANA)が提供するマイレージプログラムおよびそれに紐づくクレジットカードにおける、上級会員のステータスです。
SFCによる恩恵はまあまああり、端的にいうとスターアライアンスゴールドの資格を得られる、というもので、具体的には、スターアライアンスに所属するエアラインに搭乗する際には
- 予約時の空席待ちやアップグレードの優先
- 優先チェックインカウンターが使用できる
- 手荷物受け取りの優先
- ラウンジ利用
- 優先搭乗権を得られる
などなど。詳しくは↓
■ SFC2026年の変
時は2026年4月、ANAがSFCに関する重大な改定を予告しました。
SFCの利用額に応じ、会員区分を「SFC PLUS」と「SFC LITE」に分けるというものです。
- 新区分は2028年4月1日から開始。
- 毎年12月16日〜翌年12月15日までに、年間決済額が300万円に到達しているかいないかで判定される。
- 28年度の判定期間は26年12月16日〜27年12月15日。
- 毎年判定され、翌年度のステータスとして反映される。
それでは、この2つの区分で何が違ってくるのか。平たくいうと、4月発表時点で、
- SFC PLUSは従来のSFCと同等。
- SFC LITEはスターアライアンスシルバーのステイタスとなり、ANAラウンジは使用不可。
また新たな単語が出てきた、スターアライアンスのステイタスとは。。。
これも平たくいうと、ANAがSFCで提供している優先権を、スターアライアンス所属のエアラインでも享受できるというものです。
https://www.staralliance.com/en/benefits-and-privileges
つまり、スタアラのシルバー会員の特典一覧を引用すると、水色枠の部分がANA便搭乗時に得られるけれど、アライアンス内の別のエアライン搭乗時は右下2つしか享受できないということです。
ゴールドの場合は、下記の8つの特典を享受できるということです。

設定が複雑すぎて説明が多いドラマみたいになってきた。。。
■ 非難、からの再改定
本業のフライト重視のステイタス設定から、カードの利用を重視するステイタス設定への急な舵取りに、会員からは非難轟轟であったようで、2ヶ月ほどで改定通知を「撤回」するという異例の事態になりました。そして、9月29日に再改定プランが発布されました。
- SFC LITEはスターアライアンスシルバーのステイタスとなる。ANAラウンジは使用可(予約制、混雑時はお断り)。
つまり、ANA便使用時に限り、ANAのラウンジが使える、という緩和のみにとどまりました。判定基準は覆りませんでした。

ANAの思惑として、ANAカードおよびファイナンス事業を回したいという部分があるのでしょう。
SFCはとってしまえばアライアンス上級会員の資格が得られるものの、実際のカードの利用としては還元率もイマイチで、「使って得するカード」ではないため、SFCでの決済はそう多くないことは容易に理解できます。
逆に、SFC会員はコロナ以降うなぎ登りに増えているといわれ、ANAがアライアンスに納めるラウンジ利用料などの上納金は増えるばかりで、この点における事業利益はかなりシブいものと予想できます。
そのために、300万円という足切りを設け、特典を享受できる人を絞り、「カードを使う人が得をする」仕組みにしたかったものと思います。
「手に入れて得する」という従来のシステムからの転換なので、劇薬には間違いないのですが。
■ 自分への影響
かく言う自分は、去年のアメリカ駐在〜タイ出張などの中でプレミアムポイントを荒稼ぎし、SFCを獲得しました。
持って思った感想としては、
- 駐在員で必然国際便に乗る機会が多い
- バンコク〜中部はANAではなくタイ航空(スタアラ)、しかも深夜便
という中で、深夜便前にタイ航空のラウンジを使用して、腹ごしらえしたりシャワー浴びたりできるのは非常にありがたいです。
今は小さい子供(1歳)がいるので優先搭乗がそもそも付きますが、これが今後も受けられるというのはありがたいてす。
逆に、LITEになってしまうとANA便でのみしかこの恩恵がありません。中部便では使えなくなってしまうのは少し痛手です。ANAはもう少し中部発の国際線を増やしてくれんか。
自分としては、少なくとも海外駐在期間中は維持しておきたいかなと思います。
会社の金で取っておいてなんや、というご批判は甘んじて受け入れます。
■ だから僕は…
来年からはステイタス維持のために最低300万円は使いたいと思います。
海外駐在においては色々出費も多いため、その辺をクレカ決済していけば達成はできそうです。
ただ、ここで引っかかるのは、海外決済の手数料。
VISA、AMEXのSFCカードは軒並み6%の手数料を取られます。
一方自分はJCBのカードを作りました。こちらは1.6%とかなり良心的。JCBで作っておいて良かった。
そして駐在が終わったらどうするか。たぶんLITEで維持することになるのかな、と思います。中部はANA国際線も少ないし、国内線ならLCCでも事足りるし、そんなに頻繁に飛行機乗ることも無くなるだろうし。
上級会員へのこだわりをなくすことで、スタアラ以外のキャリアを選ぶことに対する精神的障壁も少なくなるし。
まぁいつ駐在が終わるのかハッキリしないのですが。
■ まとめ
駐在中の今のところは、やはり便利な部分もあるので、300万の上納金を納め続けたいかなと思います。
他方、日本に帰ってからSFCを使い続けるか、と言われたら、微妙です。スタアラゴールドは魅力的な特典ではあるものの、駐在時よりは必須度は下がってしまいます。
カードそのものの還元率の観点で言うとそこまでおいしくないカードであるので、別のカードでポイ活したいところです。




















































































