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上海生活 2021/11/14号 【僕とネズミの百日戦争 第一章】


■ 出た

出ました。とうとう。

前から怪しいなと思っていたのですが、先日その疑念が確信に変わり、とうとう対策を講じることとなりました。

 

■ 足音

2021年夏頃くらいからか。ちょうど家庭の事情で一時帰国して帰ってきたあたりくらいからのような気がします。

そのくらいの時期に、やたら生ゴミのネットが破れている現象が見受けられました。

ただ、ネットも強い素材ではなく、卵の殻がネットに入っていることが多く、鋭い部分で破れたのでは、そう結論づけて静観していました。

 

■ 疑念

最近、無印良品でいい感じのフキンを買って、水場下の棚に入れていたのですが、それがやたら汚れているのに気づきました。


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また、ふりかけの袋が何故か破れていて中身が出ていることもあり、

これはなにかおかしい、何かが棲んでいる?と思い始めるように。

 

■ 確信

11/14早朝。ふと目を覚ます。台所からガサガサと物音がする。

なんだろうな、おかしいな、そう思ってスマホのライトをかざしながら台所を見ると、


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昨日のゴミが千々に引き裂かれ、


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ベーグルに齧った痕が見られ、

おまけに生ゴミのネットも破られていた。生ゴミも散乱していました。

爽やかな日曜の朝は絶望と悔しさから始まりました。

散乱したゴミを片付け、寝床に戻ってネズミ対策の品々をポチポチ。二度寝なんてできませんでした。

ネズミ許すまじ、その思いでまさに臥薪嘗胆、齧られたベーグルにスモークサーモンと玉ねぎとクリームチーズを挟んで食べました。(もちろんかじられた部分は除去しました)

 

というわけで次回に続きます。戦争はまだ続いています。