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上海生活 2021/01/03号【温州、雁蕩山旅行】



あけましておめでとうございます。

昨年は個人的にも世界的にも激動の年でした。

今年は多少は平穏に暮らしたいけど、新生活も始まったばかりなのでそうはいかないだろうなあと思っております。

今年もよろしくお願いいたします。

 

■ 旅に出ました

平穏に暮らしたいとか言いながら、旅に出ました。

中国は新年は結構スッと過ぎてしまいます。元旦は休みですが。なので今年は3連休でした。

せっかくなのでどっか行きたいなとなり、

・上海にはない、山を見たい

・南に行きたい(年末年始、上海はクソ寒かったので)

・高鉄で無理なく行ける範囲

で、選んだのが温州でした。

近くに雁荡山(yan dang shan)という中国っぽい山があったのもポイントです。

あと、一回出張に行って高鉄の乗り方を覚えたというのもあります。

 

■ 1/1 14:00 上海出発

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中国人にとっても一応は3連休なので、旅行かプチ帰省か、上海虹橋駅は結構な賑わいでした。

乗るときはアプリ「鉄路12306」で予約、紐付けしたパスポートを提示して乗るという流れ。チケットレスで乗ることができます。

ただ、この乗り方ではチケットがもらえないので、記念や出張旅費の精算の場合は事前でも事後でも、チケット売り場でチケットの発券が必要。

 

■ 新幹線の車内

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車内は新しく、高速鉄道は基本全車指定席なので秩序はそれなりに保たれていますが、自分の席に他人が座ってることもたまにあります。

あと、基本うるさい。電車での通話は当たり前です。音楽や動画をイヤホンつけずに垂れ流すのも割と当たり前。特に昼の電車でみんな元気なのでみんなうるさい。そのあたりの秩序は保たれていないです。

 

■ 車窓

上海近郊はマジで山がないです。

日本にいる頃は薄目で見れば何かしらの山があったので、この状況は結構馴染みがない。

車窓も暫くは山が見えなかったのですが、杭州あたりから背景にちらほら見えてきました。

列車は杭州から紹興、寧波を通り抜けて南へ。

ここからは農村、里山地帯を通っていきます。どんどん車窓も暗くなり、街っぽいところに停まっても真っ暗。停電の余波来てるのか?

 

■ 1/1 18:15温州南駅到着

辺りは真っ暗。ただ、駅はギラギラにイルミネーションされている。

ホテルにチェックイン。駅チカの温州君廷酒店。

事前に「去哪儿」というアプリで予約。一泊300元。日本円換算でビジホくらいの値段だが、こっちでは割と高級な部類だそうで。この辺の値段感覚がまだわからんです。

高級ホテルだけあり部屋は割ときれいだが、泊まった部屋にはwifiが飛んでなかった。

 

■ 晩飯

晩飯はローカルっぽいところへ。

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ルーローハンと水餃子を頼んだら、どっちもないとかホザかれ、チャーハンとトマトたまごスープが出てきた。


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このチャーハンが当たりで、牛肉チャーハンらしいが牛肉がなんかサクサク。サクサクっておかしくないか?干し肉っぽい感じで美味しい。

トマトスープは優しい味。

 

このあとローカルスーパーで次の日の行動食を買う。


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ミレービスケットの偽物あって思わず購入。

 


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温州南駅付近は再開発中っぽく、至るところで道路をほじくり返していました。

 

■ 1/2 6:00 起床

やたら早いです。

乗る電車が早いからというのと、ホテルの外で朝飯を食べなければ行けなかったからというので。

 

温州行くことになってから色々調べてたら、朝食文化が独特らしく、それはぜひ食べてみたいということでローカルな朝飯屋に行ってきました。


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一碗糯米饭というお店。屋号にも書かれている糯米饭というのが温州の名物朝飯です。 f:id:morinobearintheforest:20210103104552j:image

糯米饭(nuo mi fan)と豆乳(豆浆dou jiang)

蒸した餅米に、砕いた油条(you tiao)とか干しエビとか肉そぼろをかけ、その上に豚ひき肉(背脂)とシイタケを甘辛く煮たものをつゆだくでかけたもの。

味は牛丼とか豚丼に近いが、油条のサクサク感が楽しい。また餅米なので腹持ちがすごい。これは美味しいです。

 

■ 7:45 温州南〜雁荡山へ

割と近いか?とか思ってたんですが、バスとかタクシーとかで行ける距離じゃなかったので、高鉄の予約を急遽取って行くことに。f:id:morinobearintheforest:20210103105459j:image

ついた。

駅を出るときに色々聞かれた。健康QRはあるか、携帯キャリアの健康追跡みせろ、隔離証明はあるか、陰性証明はあるか。。。

隔離証明は持ってたほうが良さそうですね。

あと、旅行行くならPCRも事前に受けたほうがいいっぽいですね。。今回は翻訳アプリを使いながらアレコレ説明して通してもらいました。

 

■ 雁荡山着

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着きました。山の形がバグってる。

中国沿岸部は安定陸塊の上にあるため、長年の侵食でこんな地形になるっぽいです。

中国の山ってこんな形のイメージありません?

 

山もすごいですが、洞窟もいっぱいあり、その間に寺院が建っている。

photos.app.goo.gl

久しぶりに山っぽいところを歩き回ったせいですぐにへばってしまいました。

早く出たこともあり、雁荡山巡りは午前中で切り上げ。

高鉄で温州に戻り、市街地散策をしました。

 

■ 温州市街地

温州南駅から中心部に向かう軌道交通があったので乗る。これがちょっと不便。市街地を全く通らない。

電車降りてからシェアサイクルで市街地まで。

南塘というところへ。

運河沿いにホテルとか店とかがあり、オシャレなスポット。

一応新年だからか、露店もありました。

photos.app.goo.gl

(写真は早朝のホテル付近の写真も混ざっています)

昼飯が遅かったので何も飲み食いできませんでしたが。。ここで食えばよかった。

行きに乗った軌道交通をまた使うのもダルかったので、帰りは滴滴で。

滴滴は配車アプリです。街中でタクるなら楽ですね。ただ、出先では行き先の選び方が面倒。

 

■ 晩飯

2日目の晩飯もローカルっぽいところで。


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葱油拌面(cong you ban mian)をいただく。

酸味もあり、さっぱりした味。

また、温州に来たのでこれを買いました。


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小ぶりですが、9個で3.5元。安い。

味もかなり甘く、美味しい。

 

■ 1/3 7:00 起床

帰りの電車が早いのしか取れなかったのでまた早起き。

今回1回だけ朝食バイキングつけてもらえたので使ってみる。


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とても綺麗。流石高級ホテル。


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色々味わえて非常に良かったです。


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セルフ糯米饭もあり、テンション上がってきた。

店で食べたのより八角の風味が効いてました。

 

■ 8:45 温州発

行きは沿岸部を通りましたが、帰りは内陸を通る路線のようです。

内陸のほうが平坦というのがなかなか面白いっすね。

13時頃、上海虹橋駅到着。

 

追記:スマホアプリのはてなから写真アップロードするとめちゃくちゃサイズ小さくなりやがりますね。。。