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上海生活 最終号【Exodus】

■ 帰国します


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今までのエントリでも匂わせていましたが、帰国します。

一時帰国ではなく、本帰国です。任期満了ではなく、退職です。

退職に至った経緯などは気が向いたらこのブログにて書くこととして、このロックダウンに伴う在宅勤務中、帰国の準備を粛々と進めておりました。

ロックダウン下の上海における帰国のために必要な準備を、漏れもあるかとは思いますが記していきたいと思います。

 

■ チケットの準備

チケットを購入。Ctrip(携程旅行)の国外チケットを購入。購入したのはMU(東方航空)。

3月中旬に退職意向を会社に示し、5月末帰国としています。でも退職が受理されるのを待ってたらチケットなくなるなと思って予め買いました。一人1万元。コロナ前じゃ考えられない価格です。一応会社で負担してくれるとのことで发票を会社に提出したが、果たして払い戻してくれるのか。。金貯めておいてよかった。

 

■ 引越し

アパート運営会社に「ロックダウン中引越し業者は小区に入れるか」と聞いたが無理とのこと。ロックダウン明けないと引っ越しはできないっぽいです。でもおそらくこのままでは5月末のロックダウン解除は絶望的です。

引っ越し業者に見積もりを頼んだところ、「リモート引越」なるサービスをやってもらえるとのこと。部屋の荷物の整理だけしておいて、ロックダウン解除後、会社の人か不動産屋立会で、自分は日本からリモートで立会を行うとのこと。これを利用します。

ちなみに業者は日通です。

 

ハイヤー手配

現在上海は公共交通機関がほとんどストップしており、空港へ向かうにはハイヤーかタクシーの手配が必要です。自分で手配してもよかったのですが、一応会社からお金の出る項目なので会社に手配をお願いしています。

後述する「外出のための誓約書」に車のナンバーが必要なんですが、それがギリギリにならないとわからないらしく、ちょっと不安要素です。

また、MUのフライトが朝9時で、家を朝5時ごろ出る必要があります。まさに夜逃げですね。

 

■ 居委会、アパート管理会社との交渉

居委会(最小の自治体)に電話をかけ、帰国及び帰国前のPCR検査のための外出が可能かどうかを聞きました。そうすると、アパート管理会社に聞いてみろ、とのことで、階下のアパート管理会社のオバちゃんに聞いてみました。

すると、誓約書(名前、パスポート番号、帰国便、ハイヤーの車のナンバー)を書けばOKとのこと。見本、というか提出された誓約書を見たのですが、A4の紙が2センチくらいの分厚さになっており、改めて上海を脱出しようと試みる人の多さに驚き、自分の会社は一体なんなんだと、思ってしまいました。

 

■ 爆買い

帰る前に、少しでも中国で気になるものを買っておこうと、家族総出で爆買い中です。私はガジェット、妻は衣類など。

ただ、上海の物流は終わっているので届かないものも多く。。そういうのを諦めたり、また買ってみたりで、その辺りでフラストレーション溜まりがちです。

 

PCR検査

ロックダウン下の上海から脱出するには、PCR陰性証明がふたつの意味で必要になります。

1 上海市内の通行、空港への入場(48時間以内)

2 日本入国(決められたフォーマット、72時間以内)

1の陰性証明は市内や小区で受けられるものでOKですが、2は指定の病院で行って、所定フォーマットを満たす必要があります。

ただ、2は1を兼ねるので、出国48時間以内に2だけやればいいみたいです。

私は間違えて帰国三日前に2を予約してしまったので、1も別途やる必要がありました。幸い、帰国前日に小区のPCR開催されたので、これを1とすることになります。

 

■ 感想(夜逃げ前日)

このロックダウン、中国人の人の良さなど、ローカルなコミュニケーションを通して良さを知る機会もたくさんありましたが、ロックダウンはただの機会損失そのもので本当にクソなので、とりあえず無事に脱出できることを祈るだけです。

ゼロコロナ政策で、個人旅行に行きづらく中国の秘境とか全然行けなかったのが残念です。今後、旅行などで行けたらと思っています。